今年の卒団式は、雨のためお別れ試合を翌週に流して、お別れ会のみを先に行いました。今年も、在団生育成会の作成されたスライドビデオに涙腺を緩め...あるコーチと「歳やなぁ。涙腺がどんどん緩くなる」なんて会話をしながら、1年間を思い出しながら...新役員をはじめとする在団生の育成会の方々。ご苦労様でした。年々スタイルは変われど、卒団していく子供達や保護者の方々に想いの伝わる卒団式でした。さて、今年の卒団式では各々の思い出を語るでなく「感謝」という言葉を伝えました。言葉にすることは簡単だけど、心の底から意味を理解し形に表すことが本当に難しい「感謝」。野球を通して、自分が一番伝えたいことなのかもしれません。よく投手を題材にして子供たちに話をします。「四球・死球を出したいピッチャーがいますか?出したくなくてもストライクが入らんとよ」って。「そんな時、自分ならどんな言葉をかけてほしい?」と。人の気持ちがわかる子供たちに成長してほしい。それが一番の願いです。そのためには、「投げてくれて、守ってくれて、打ってくれて、ありがとう」そう思い合えること。そこが原点なんだと信じて。